生理中じゃないのにお腹が痛い理由とは?
お腹の痛みは、控えめに言ってもサイアク。刺すような痛みを伴い、湯たんぽが欲しくてたまらない……でも、生理中ではないのに痛い場合、それはなぜなのか果てしなく調べてしまう前に、腹痛はよくあることなのをわかっておく必要もある。
「私の患者の間では、腹痛はとても頻繁に訴えられる症状ですし、いつでも起こりうるものです」と、ニューヨーク・トウロカレッジ助教授のニケト・ソンパル博士は語る。もちろん月経中に痛みが強くなる女性もいるけれど、どんなときでも腹痛を発生させる因子はあるとのこと。
どこが痛いかを確認することで、痛みの原因を突き止められることがあると博士は言う。腹部の左下に痛みが集中していればそこにある臓器が関係している可能性が高く、一方で両側が痛ければ結腸全体が腸内ガスや食べた物が引き起こした病気の症状かもしれない。
便秘
便秘は結腸の様々な部分に腹痛の波を起こすそう。痛む場所が変わるのは、硬い便を押し出すために腸の筋肉が収縮しているからなのだ。便を動かすのに必要な圧力が大きければ、結腸は腫れ上がって痛み始める。食事中の水分と食物繊維を増やせば便秘は予防できるという。さらに、サプリを使って結腸をスッキリさせることもできるが、飲む前には必ず医師の診断を受けること。
腸内ガスが溜まっている
腹痛の原因で特に多いのは腸にガスが溜まっていることだけれど、これには腸内菌が過剰に増えている場合と、あるいは単に出していない場合とがある。恥ずかしくても、オナラをするのは普通のこと。我慢すると結腸を腫らし、痙攣させてしまうとソンパル博士は言う。思い切って出してしまう方が身体には良い。
過敏性腸症候群IBS
「過敏性腸症候群患者の多くは、期末試験中や転職してすぐなど、ストレスが多い期間に症状が悪化している」とソンパル博士。しかしあくまで悪化しているのであって、症状の直接的原因はストレスではないそう。専門家の考えではストレスホルモンの働きで腸が刺激に敏感になり、下痢や便秘を引き起こすという。
更に、腸が過敏になるとその筋肉も激しく収縮し、IBSとストレスからくる痛みを引き起こす場合がある。ソンパル博士いわく、昔は「腸性麻痺」と呼ばれていた病気だ。症状が収まらなければ、消化器科で診察を受け、食生活を変えたり薬を服用したりして和らげることができないか確認しよう。
http://mode-sence.com/2018/01/12/post-1003/
双海なつみ
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