生理痛を軽くしたい!生理前の過ごし方でストレスは大きく変わる!

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女性ならではの「痛み」である生理痛。定期的にやってくる生理(月経)に対して、悩みを抱えている女性も多いのではないでしょうか。

とある製薬会社の調査によると、日本人女性の約4割が「ひどい生理痛」を感じているとのこと。さらに「がまんできる程の生理痛」を感じていると答えた人を含めると、およそ8割の女性が生理痛を感じているようです。

そんな月経時の痛みやストレスを「どうにかして和らげたい!」と考えている人は多いはず。実は生理痛を和らげるポイントは「生理前」の過ごし方にあったのです。

生理痛ってなんでこんなに辛いの?

生理痛の辛さや痛みを感じる部分は人それぞれと言われています。しかし痛みの原因は生理が起こっている「子宮」にあるのです。

そもそも生理とは、赤ちゃんを育てるための部屋である子宮にできた「子宮内膜」が毎月作り直されるサイクルのことを指します。子宮内膜は毎月作られ、妊娠が起こらない場合、古い膜は溶かされ血液と共に剥がれ落ちていきます。

ですが、なぜ子宮の中で起こっている生理が様々な症状を引き起こしてしまうのでしょうか?今回は生理によって起こる体調の変化を、3つに分類してみました。

カラダに起こる変化

生理中は子宮を収縮させる「プロスタグランジン」が分泌されます。プロスタグランジンの分泌量は人によって違うのですが、分泌する量が多いと痛みとして症状が現れてしまうのです。

そしてプロスタグランジンは子宮だけでなく消化器官にも作用するため、吐き気やむかつきを覚えるケースもあります。

また女性の体は、経血が流れ出やすくなるように生理中は骨盤が開いていく仕組みになっています。それにより腰回りの筋肉が圧迫され、腰痛が起こることもあるのです。

さらに、生理中は血流が悪くなる場合も多く、それにより貧血を起こしやすくなってしまったり、頭痛や関節痛など子宮とは離れた場所でも痛みが出てしまったりします

肌に出る変化

月経時に起こる体の不調の中には、肌に関する症状も。生理のときに分泌されるホルモンの影響で、ニキビや吹き出物ができやすくなってしまいます

また、肌を守るための機能も低下してしまうため、どうしても生理中ではない時と比べて肌が荒れやすくなってしまうのです。

さらに厄介なのは、その際のスキンケアが肌荒れに拍車をかけてしまう場合もあるということ。「生理中だからいつも以上にスキンケアに気を配らなきゃ!」と油分の多い化粧水を使用してしまうと、それ以上に肌荒れがひどくなってしまう可能性もあります。

生理中の肌トラブルへは、刺激の低い洗顔剤や化粧水などを使用し、適度なスキンケアを心掛けましょう

ココロに起こる変化

生理が厄介だと言われている理由の1つに、心理的な変化が起こることがあります。生理中は体の痛みや肌荒れだけでなく、ホルモンバランスの崩れから来るイライラや憂うつが原因で精神的に不安定に

そして血行不良やホルモンが多く分泌されることから、「セロトニン」という気分を整える分泌物が減ってしまいます。なので眠気やだるさといった症状も出てきてしまい、生理中は気分が沈みがちになってしまうのです。

生理痛が来る前の正しい過ごし方

そんな生理痛を少しでも緩和するためのカギは、生理前の過ごし方にあります。いったいどんなことに気を付ければ、厄介な生理痛を軽くすることができるのでしょうか。特に気を付けた方が良いとされる3つのポイントを、一緒に見ていきましょう。

生理の記録をつけよう

まず初めにやっておくべきなのは、カレンダーなどに生理の記録を付けておくことです。基本的に生理の周期は28日から32日と言われています。そのため手元に記録があると、生理が起こりそうなタイミングをあらかじめ予測することができるのです。

生理に対する心構えを持つためにも、記録は付けておいて損はないでしょう。

スキンケアだけじゃない!食生活も気を付けて

生理中の肌荒れを少しでも抑えるためには、食生活に気を配ることも重要です。油の多い食事は避けて、ビタミンB群を多く摂取すると効果的ビタミンB群は肌の代謝の助けになる栄養です。

さらに、普段から食物繊維や乳酸菌などをきちんと摂ることで、ニキビや吹き出物ができにくい体になっていきます。食事に関しては、生理前だけでなく普段から気を遣うようにしてください、

生理痛はストレスで悪化する

生理が始まる数日前から起こる肌荒れや頭痛、憂うつ。これらの症状を我慢してしまうと、生理中の痛みやイライラがさらに強くなってしまいます。

もしいつも以上に気持ちが不安定であったり、体のあちこちが痛かったりしたら、カレンダーと併せて「もうすぐ生理が始まりそうだ」と確認してから、ストレスをため込まない生活に切り替えましょう

ストレス発散におすすめな運動は「ヨガ」です。運動しながらリラックスすることができるヨガは、ストレスを和らげたり血行を良くしたりする効果があります。

生理が重いときにできる対処法

もし現在進行形で生理痛に悩んでいる方や、生理痛に波があり特別重いと感じる日があるという方へ向けて、生理が重いときにできる対処法をいくつか載せてみました。

カラダを暖める

生理中の腹痛や腰痛、関節痛がひどいときは、腹巻きをしたりブランケットを使用したりして体が冷えないようにしましょう

また、全身を温めるのに一番おすすめなのが入浴です。体が暖まることで血行が良くなり、生理痛を和らげることができます。

よく「生理中はお風呂に浸かっちゃいけない」と考えられがちですが、お湯やバスタブが清潔であれば問題ありません。もし経血の量が多い場合はタンポンなどを使用してください。

辛いときは薬を飲む

痛みを取り除く手段として、鎮痛剤を服用するというものがあります。薬局や病院で手に入るので、生理が重く辛いときは我慢せずに薬を飲みましょう

鎮痛剤は痛み始めてから飲むこともできますが、鎮痛剤が最も効きやすくなる服用のタイミングは「痛くなる前」に飲むことです。「少し痛み始めたかな?」と感じた時に薬を飲むのがより効果的だと言われています。

鎮痛剤は安心して服用できるお薬ですが、飲み方を間違えてしまうとより体調を悪化させてしまう可能性もあります。薬を飲む場合は鎮痛剤を購入する際は、記載された「服用する時間帯」と「服用する量」をきちんと守って下さい。

マッサージや軽い運動

もし多少動いても問題ない場合は、無理のない範囲で体を動かすのも一つの方法です。マッサージをして体をリラックスさせたり、体操をして筋肉をほぐしてあげたりしましょう。

もちろん動けないほど生理が重い日は、無理をしてはいけません。できる限り暖かい恰好をして、布団の中で横になりゆっくり休んでください。

生理のストレスはちょっとした工夫で軽くできる!

生理中は体の痛みや心理的な負荷により、気分が落ち込んだりイライラしがちになったりします。そんなときはストレスを発散することと、体を暖めることを心掛けましょう。

また、最も大切なのは「生理前」です。この記事で紹介したことを実践して、生理が来る前の生活にも気を付けてみてくださいね!

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ModeSence編集部

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